設立趣意(背景と目的) - 災害学・災害社会支援者研修センター

  一般社団法人災害社会支援協会は、すでに到来している超少子超高齢社会日本において、本年2024年1月1日に起こった能登地震と、9月21日に起こった能登豪雨被害のダブルパンチは、能藤半島の地域社会に大きな打撃を与えた。家を失い、生業も成り立たず、復興に向かう気力を萎えさせ、将来の暮らしのありように多大な先行き不安を与えたために、集落を離れる人が増大している。

 この出来事は、日本列島の各地で進行してきた『地方消滅』(増田寛也、中公新書、2014年)が、地震と豪雨の二重被害で加速したことであり、日本国中に同様の傾向と危機がある。

 そうした中で、わたしたちは、激甚化する自然災害の中で地域社会を存続させ、その地域特性に沿った形での暮らしの再建と維持を図り、次世代につないでいかなければならない。そのためにさまざまな試行が必要である。

 本協会は、そうした超少子超高齢超激甚災害社会日本において、次の世代にリレーしていくための力強く豊かな智慧と技法を研鑽する機関としてここに設立を発起するものである。

本協会は、そうした超少子超高齢超激甚災害社会日本において、次の世代にリレーしていくための力強く豊かな智慧と技法を研鑽する機関としてここに設立を発起するものである。
        2024年(令和6年)11月20日 代表理事 鎌田東二

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